工具メーカーの実演デモに行ってきました。

今日は、京セラさんが主催の

「京セラ 2013 加工実演セミナー 」に

行ってきました。

 

工作機械メーカーの方をはじめ、

各製造業様の作業服を着た技術者と

思われる方が大勢みえました。

 

みな熱心にメモをとったり、食い入るように

デモ加工を見学していたのが印象的でした。

 

みなさん企業どうしが、ライバルであり、ときには

よき相談相手だったりもするんですよね。

私も現場で加工していたときは、

よく同業者に相談しに行ってました。

 

ところで、今日私が得たものは、

先日、当センターのブログでも紹介いたしましたが、

切削などで発生したバリをとる便利な工具。

 

逆に切削メーカーとしての取組みは、

「バリの出ない工具」を開発しているようです。

実際にその場で穴加工をしておりましたが、

たしかにバリの出やすい薄板の通り穴加工において、

0.1ミリのバリ高さは見事!と思いました。

 

裏側の面取りができないような製缶品の穴あけなどに

使えそうな感じがしました。

 

それと、カッターによる切削ですが、

「ネガ刃」は焼き入れした高硬度の材料などに

使うものだと思っておりましたら、

「ビビリ防止」に効果があるんですね、目からうろこでした。

 

ネガの刃ですと、切削抵抗も大きいので、

よけいにビビるのではないか、と思いましたが、

逆に安定した低抵抗の切削を生み出すとは驚きました。

 

極めつけは、BT30番の機械(FANUCのロボドリル)で、

1刃送りが0.8ミリの高送り加工を実演してました。驚きです。

(加工深さにもよりますが)

 

特に最近は、安いコストで設備導入するため、

BT30の機械を導入するケースも増えてるとか。

 

先日は、BT30ですが、かなり安価な

A、C軸がついた5軸加工機も発売されたようですし、

工具が進化してくると、導入する設備動向にも

影響を与えるのでしょうか。今後が楽しみです。

 

来月には、名古屋ポートメッセで、

メカトロテックジャパン2013」が開催されますので、

そこで今回の工具を見ることができるかもしれませんね。

 

旋削工具も、昔から行われている改善ですが、

チップ交換時間がまたさらに短縮され、なおかつ、

チップ取り付け精度も安定している工具も出ているので、

昔と違って、今の作業者はそういった新しい工具を

使う面白みもありますね。

 

何と言っても改善効果が出やすいですし。

 

もし、多忙なため、まだまだ新しい工具の情報を

キャッチアップできていない企業様がおみえでしたら、

そのような話題でも構いませんので、

「とよたイノベーションセンター」にお越しくださいませ。

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