令和5年度　成果事例・支援事例

新製品開発支援、販路開拓支援
【支援内容】
「金型屋が作った小型・お値打ちな、小規模企業向けプレス金型保守用の安全に反転できる金型反転機」に対して、販売開始に向けて以下の支援を行ってきた。
・新製品開発支援
　１）製造者責任法に対する対策の考え方、警告シール、安全カバーなどの検討。
・販路開拓支援
　１）取扱説明書作成のために、適切な外注先の紹介。
　２）「豊田ものづくりブランド」認定に向けた申請書作成支援。
　３）専門誌掲載用原稿作成支援。

【支援効果】
既に数件の引き合いがあり、近いうちに初号機を受注の予定である。

販路開拓支援
【支援内容】
若手のプロジェクトとして販路開拓のために回転工具修理事業がSDGｓや脱炭素に貢献していることをアピールするためにSNSなどに取組むように進めてきたが、プロジェクト開始時にアドバイザーを派遣することで支援した。

【支援効果】
具体的にはInstagramへの掲載、愛知県国際展示場にて開催されたSDGs AICHI EXPO 2023での出展などを実施できた。若手が育ってきて、引き続き定期的なSNSへの掲載や展示会出展を実施継続している。

新事業展開支援、販路開拓支援
【支援内容】
１）新事業展開支援
新事業であるＥＶ用バッテリー生産ラインの洗浄機及びろ過装置の製造に必要な設備を事業再構築補助金で調達した。その際、事業計画書の作成を支援した。
２）販路開拓支援
「ここスゴとよた」の掲載内容について提案した。販路開拓に取り組み中である。

【支援効果】
車載電池向け設備製造は2024年に開始予定。

販路開拓支援
【支援内容】
4WS搬送台車は、AGVの普及とともに需要の高まりが期待できる製品である。豊田市内において高い4WS搬送台車技術を有する当社の販路開拓を支援した。具体的には「ここスゴとよた」掲載、「豊田ものづくりブランド」認定に向けた申請書の作成支援など。

【支援効果】
日刊工業新聞にも同社の記事が掲載され反響を呼び好調な受注状況である。

情報セキュリティ対策支援
【支援内容】
１）当社では、セキュリティ強化に向け新規プロジェクトを立ち上げたが思うようにプロジェクトを進めることができなかった。そこで、プロジェクトの目標（ゴール）の明確化や計画立案といったプロジェクトの進行方法についてのアドバイスを行った。
２）自動車工業会のセキュリティガイドライン全項目75％達成に向け専門家派遣を行い、自社での判断が難しいと感じている資産台帳の内容過不足や社内対応のレベル感などについて専門家よりアドバイスを行った。

【支援効果】
プロジェクトの目標や実行計画が明確になり、プロジェクト進行がスムーズになった。セキュリティガイドラインについては、専門家のアドバイスにより80~90%まで達成できた

DX推進支援
廃ガラスや火山灰などを再利用した軽量コンクリートで成形した製品を製造販売する当社は、持続的な環境負荷低減活動を進めている。昨年度のDX支援で、IoTデバイスを主要設備へ装着して、稼働時の消費電力データを一つのGoogleスプレッドシートへ自動記録する仕掛けを作ったが、ランダムなデータ抜けが散見された。
今年度の支援活動では、Node-REDを介してトラフィック制御を施した。

【支援効果】
Node-REDの導入によりIoTデバイスのマイコンのソフトウェアの共通化が図られコンパイルが容易となった。モニタリングデータを解析すると、別途豊田市の補助金で導入した太陽光パネルにより稼働中の電力の約半分が賄えて、定時間外に廃棄電力を発電していることが分かった。